2024年10月6日(日)
大河ドラマ「八重の桜」50話を見終えた。6月末から見始めたので、3ヶ月強かかったことになる。ドラマとしては、日清戦争から日露戦争前までを描いた。戊辰戦争、西南戦争といった内戦を終えて、せっかく明治維新という新しい時代を作ったのに、ここからまた戦争の時代に入っていくという事実に残念な気持ちになる。
それにしても「八重の桜」はよかった。戊辰戦争までの前半も良かったけれど、新島襄がキリスト教精神に基づいて同志社を作っていく後半も良かった。京都に行ったら同志社大学を訪れよう。実はもう2, 3回は言っているのだけれども、ただキャンパスを訪れるのと、その背景を知っているのでは見え方が違う。
10年前に同志社大学を訪れたときのブログは次のように書いている。
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2014-09-12
日本心理学会@同志社大学から帰還/アドラー心理学シンポジウムは盛況でした
日本心理学会@同志社大学から帰ってきました。会場の同志社大学はとてもすてきなキャンパスで、大会を快適に過ごすことができました。
今回のメインイベントである、アドラー心理学についての公募シンポジウム「人間関係の問題を人生の課題としてアドラー心理学から考える」には、予想を大きく超える90人以上の参加者が集まってくれました。
私の後ろの席に座っていた、大学生か大学院生の女性2人は、始終熱心にノートを取っていました。全体として、とても熱心な雰囲気で、アドラー心理学を知りたいという態度が伝わってきました。
話題提供の深沢孝之先生、鈴木義也先生、岸見一郎先生には感謝申し上げます。とりわけ、25年来の友人である岸見先生とは、10年以上間をあけての再会ができて、本当に楽しかったです。
引き続き、来年も日本心理学会や日本教育心理学会でのシンポジウムを開いていく予定です。どうぞよろしくお願いします。
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全体として、新島(山本)八重もすごいけれども、山本覚馬のすごさが伝わってくる。その幅広い知識、先見の明を考えると真の国際人だったのではないだろうか。その考え方を真の愛国者として捉えられなかったところに、この後の日本の不幸があった。
最後の方で大隈重信が少し登場したが、重要な役回りであった。早稲田の在野精神の原点がわかったような気がした。