KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

タイプ速度の速い学生の出現

 「情報処理」というパソコン入門の授業を受け持っている。その授業の節目で「タイプ速度調べ」というのをやっている。10分間に日本語の文章を何文字入力できるかを調べるものだ。

 今日はタイプ速度調べの第一回目。パソコンをさわるのが初めての学生も過半数を占めるので、まだタイプもたどたどしい。人差し指でキーボードを探している人もいる(もちろんホームポジションなどは教えている)。そうした人は当然タイプ速度も遅い。

 しかし、その一方で非常に速くタイプできる学生も現れてきている。タイプ速度調べ用の文章は800字弱からなっている。これは10分間では全部をタイプすることはできないだろうという分量として設定したものだ。事実、これまで何年間かタイプ速度調べをやってきているが、全部を時間内にタイプしてしまったという人はゼロだった。しかし、今回は全部を10分間でタイプしてしまったという学生がいた。しかも、3人も。

 そういう時代になってきたのだなあ。とりあえず、次回のタイプ速度調べでは、文章の長さを今のものよりも増やさなくてはならない。

 タイプ速度はパソコン技能と相関している。こうした人々が出てきたことを考えると、習熟度別クラス編成を考慮しなくてはならないかなあという気になってくる。