KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

グループラーニングが強力な理由

バドミントンの上級者と試合するのは緊張する。でも終わったあとに「うまくなったよね」などといわれると、やはりうれしい。

試合をしていて一番面白いのは、技量の同じ程度の人とやる試合だ。上級者すぎると肩身が狭いというか、なんとなく悪いような気がする。一人で試合を止めているような気がする(実際そうなのだが)。同じレベルの人であれば、そういう気遣いもいらない。

チクセントミハイがいうように、課題レベルが自分の技量のちょっとだけ上という状況で、人は面白く感じ、多くを学ぶ。とすれば、何を学習するにしても、先生が生徒を教えるというのではなく、ちょっとできる生徒がほかの生徒を教えるという形(peer instruction?)が効果が大きいのではないか。そういう意味で、グループラーニングが強力なのだと思う。

ただし、仲間同士だけでは、間違った方向に行ってしまう危険がある。それをスーパーバイズするような役割が先生に求められている。