パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に
- 作者: ポールクロチーア,メディアプラス,Paul Clothier,木全康仁
- 出版社/メーカー: 海文堂出版
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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先の授業アンケートで、
- 続けてほしいことは……
- やめてほしいことは……
- 新しく始めてほしいことは……
と尋ねる方法を採用した、その元ネタの本。
もう十年以上前に出た本だけれども、古くない。本質的なことを具体的に書いている。パソコン・インストラクターだけではなく、何かを教えることを仕事にしている人すべてに役立つだろう。
- では、コンピュータの授業の中で、どうすれば生徒の自主性を伸ばすことができるでしょうか。それは、生徒に質問することです。用語や基本的な事項はしっかり教えてください。そして、演習の時には、たくさんの質問をするのです。
- コンピュータ・トレーナーにとって最も重要な能力は、指導の中で効果的に質問していくことです。これは「ソクラテスの問答教授法」とも呼ばれています。
- フィードバックには、外部フィードバックと本質的フィードバックがある。前者の例:「これでいいですか?」「はい、よくできました」。これでは自主的な学習にはならない。本質的フィードバックは、自分自身に評価させる。「これでいいですか?」「これが正しいかどうか、どうすれば確かめられますか?」
- 3回教える
- 単元の最初に、この単元では何を説明するかを書きます。
- その内容を説明します。
- 単元の最後に、説明したことの復習や要約をします。
- 教室の前の方で教える時間を半分以下にして、残りは教室を巡回します。あるいは演習をさせます。あるいは生徒に発言させます。
- 印刷済みの賞状を何枚か用意しましょう。
- ベスト・ノート賞
- ナイス・ネクタイ賞
- 皆勤賞
- 時間厳守賞