KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

師走にはいりました

いまだ電源復旧せず

なんやかやいって、師走にはいりました。いまだに電源回路は復旧していなくて、研究室でコーヒーもわかせない状態です。仕事道具であるコンピュータだけを動かしているんですが、それでもこの間ブレーカーが落ちて、原稿を書いていた私を含め、卒論生が泣き泣き状態でした。私は原稿を書くときは、一段落書くごとに「コマンドS」でセーブする癖がついておりますが、それは、大切な原稿を書いているときに電源が落ちたりする悲しみを何度か味わったり、そういう人を間近で見てきたことの効果です。それでも電源が突然落ちるのは精神的によくないですね。スクリーンが真っ黒になるのと同時に、頭の中が真っ白になります。つまり、スクリーンは脳の延長だったのですね。こんな真理をつかんじゃったりして。

卒論実験は佳境に

なんやかやいって、師走にはいりました。師だけでなく、学生さんも走っております。12月の上旬は卒論実験の連ちゃんです。いつからこんなに押し詰まってから実験をするようになったんだろう。昔は、といっても四、五年前ですが、夏休み前か、夏休み明けてすぐに実験をしていたような気がするのですが。集団実験できるものは、授業を利用して実験するのが手っ取り早いので、授業時間中に実験に協力してもらっています。すまないねぇ>一年生、二年生。

今年はよく仕事した

師走ですねえ。振り返ってみると、今年はよく仕事をしました。こんなことをおおっぴらに言う人は、めったにいないと思うけど、私は素直な人なので言ってしまうのだ。仕事というのには、他人から頼まれるものと、自分でこれをやろうと計画してやるものの二種類あります。今年は、頼まれた仕事をこなせたのと同時に、自分で決めた仕事も成し遂げることができたことで、満足しているというわけです。

仕事を頼まれるうちがハナ、と言われることがありますが、確かにそのとおりだと思います。一方で、頼まれ仕事が多すぎて、自分で企画した仕事の割合が少なくなるのは、ちょっと寂しい。しかし、頼まれた仕事をやっていくうちに、これは自分で追求してみたいと思うようなことを発見することもありますので、両者のバランスが決め手なのでしょう。言い直せば、頼まれた仕事であっても、それを自分のものとしてとらえ直すということが大切なのでしょう。

大学でも最近は自己評価というのをやっていますが、個人的に自己評価をしてみるのもいいかもしれません。一年の「反省」じゃなくて「評価」ですね。あれもできなかった、これもできなかった、という「反省」は、やっていて気が滅入ってくるし、それで、ああ、また来年もだめだろうなあ、なんて結論になったんでは意味がない。そうじゃなくて、今年はあれもできたし、これもできた、という「評価」をしてみると明るい気持ちになってくる。そうすると、できなかったり、やり残したことがあったとしても、来年はできそうだという気持ちになってくる。そういう評価がいいですね。大切なことは、他人と比較しないことです。学校教育や競争的受験で、思考スタイルが「他人と比較する」ことに条件づけられちゃっていますが、それを打ち破る。他人と比較せずに、あくまでも自分で決めた基準で、自分を評価してあげるわけです。