KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

初めての函館

 はぁ〜るばる きたぜ はぁ〜こだ〜て〜。久しぶりの旅行日記だ。せっかく毎日日記を書くようになったので、PowerBook Duo 2300cを持ってきたのでございます。マッキントッシュの最軽量機とはいえ、こいつをカバンに入れるとずっしりくる。以前重いカバンを肩に下げて歩き回って、肩を痛めたことがあるので、あんまりパソコンは持っていきたくないのが本心。妻にも「日記を書くためだけにパソコンを持って行くなよ〜」とほとんどあきれられている。しかし、書くのだ。書こう。書きたい。書かずにはいられない。書いてしまう。ああ。

 そういえば今月号の日経マックに、ソニーVAIOの上でMacOSを実用レベルで動かすことができるという記事が出ていた。なんか食指を動かされるなあ。しかし、こんなややこしいことをしないで、ソニーPowerBookを作ればいいのじゃよ。PowerBook 100はいいマシンだったじゃないか。なんでやめちまったんだ。ソニーよ、頼む。一台でいいからこっそりVAIO-Macを私のために作ってくれないだろうか。できれば8万円くらいで。

 さて、日記。北海道教育大学函館校で開かれる教育工学会の大会に参加するために函館に飛ぶ。富山から函館への直行便は中日本エアラインの季節運行便を使う。50人乗りのターボプロペラ機である。2時間足らずで函館に着く。富山は雨だったけど、こちらは曇り時々日差しという感じだ。それほど寒くないので助かる。

 まだ時間が早いのでホテルにはチェックインできない。五稜郭まで歩いていく。タワーがあって600円ほど出せば上れるのだが、これはちと高すぎ。タワーには上らずに、その建物の中にある展示物を見て、五稜郭をめぐる歴史を勉強する。これで満足。十分勉強になる。五稜郭の形は、敵に対して死角なく攻撃ができる形なのだそうだ。なるほど。よく考えたら、この展示は五稜郭タワーの入場料でまかなわれているのではないだろうか。そう思ってタワーに上っている人たちにひそかに感謝した。そのあと五稜郭のまわりをぐるっと回る。ジョギングやウォーキングしている人がたくさんいた。緑は多いし、ジョギングにはいいコースだなと思う。

 ホテルにチェックイン。このホテルは普通のテレビを見ても200円取る。ビデオを見せて料金を取るところはあるが、普通の番組を見ても200円取るところは初めてである。さすが函館。教育の研究者仲間3人と落ち合い、仕事の打ち合わせ。それが終わると明日発表だという大学院生の発表練習を見て、講評する。このメンバーは全員、歯に衣着せぬ物言いをする人ばかりなので、彼女の発表はOHPの字が小さすぎるということからしてケチをつけられる。教育工学はプレゼンテーションの仕方自体をその研究領域に含んでいるので、へたくそな発表をすると徹底的にバカにされるのである。特にOHPの字が小さいと必ず文句を付ける大御所先生がいるので要注意である(OHPの字の大きさは最低24ポイントである)。だから練習段階でぼこぼこに言われるのはラッキーと言わねばならない。さて、その仕事が終わるとあとはうまいものを食って、飲んで、夜は更ける。夜12時過ぎに解散。明日は大会初日。ちゃんと起きられるか。