KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

こざね法からアウトライナーへ

 きょうも午前0時を待っての更新である。日本心理学会の大会があるので朝早く家(実家)を出なくてはならないからだ。また、夜にはWeb日記オフもある。 さて、話題は3度目のアウトライナー。ちゃんとアウトライナーを使っている人はいるわけで、「ぢょしゅとほほ日記」さんと「srcとobjのあいだで」さんだ。

 10月3日付の「ぢょしゅとほほ日記」は、梅棹忠夫が「知的生産の技術」で紹介している「こざね法」がまさに紙を使ってやるアウトライナーだと指摘している。まさにその通りだと思う。余談だが、私も高校、大学時代は、梅棹忠夫の「知的生産の技術」(岩波新書)と川喜田二郎の「KJ法」(中公新書)をバイブルにして育った。ちなみにお二人ともエスペランチストで、私がエスペラントにかかわったのもお二人の影響があったのかもしれない。ともあれ、その後「知的」を冠する書物はたくさん出たが、これらの本を越えるものはいまだにないように思う。

 「srcとobjのあいだで」さんのアウトライナー論の要点は次の二つだ。

  • アウトライナーには強力なフォーマット機能(表現機能)が必要であり、アウトライン作成から最終表現形まで一連の流れをサポートできること。
  • アウトライナーを使うための訓練(教育)は必須であり、実習なしでは使いこなせない。