KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

最後まで原稿書き

 きのう、妻と二人の娘が実家から戻ってきた。なんやかやと忙しかったので日記をエントリーできなかった。

 今日は、大学の仕事納め。とはいっても特別なことはない。最後まで、本の原稿を書きに来ている。週末までに予定した分量の原稿を書いて、メールで編集者に送っている。これではまるで、週刊誌に連載コラムを持ったようなものである。しかし、こうしなければ締切までに原稿ができそうにないので仕方がない。これまでの人生で、一日に何十枚もの原稿が書けることはない、ということが明らかになっている。だから、7枚(400字詰め)くらいの原稿を毎日書いていくということを続けている。

 今日で1999年の仕事はおしまいだから、この一年を振り返ってみる。

 本を2冊出すことができた。『理科系の日本語表現技法』(朝倉書店)と『マルチメディアでいきいき保育』(明治図書)。両方とも1章を書いているだけだけれども。

 来年は、今苦しんで書いている、一般向けの文章作成についての本がでる予定だ(うまくいけば)。それから、宮元さんと道田さんが中心に進めている「心理学の教え方」を説いた洋書の翻訳。あとは、PSI(個別化教授システム)のWeb/CD-ROM教材を本の形にしようという計画が進んでいる。

 論文は2本だすことができた。『大学教育学会誌』に言語表現科目の論文と、『コンピュータ&エデュケーション』にPSI授業の論文。

 来年は『教育工学会論文誌』にPSIのまとめとなる論文を書こうと思っている。今年の授業実践でかなり面白いデータがすでに出ている。好意的なデータも、そうでないデータも。だから面白い。