KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

内地研究員という制度

「内地研究員」という制度がある。所属している大学とは別の国内の大学に受け入れ先を求め、6〜10ヶ月の間、そこで研究してよいというものだ。その間の授業はしなくてよい、というかできないことになっている(本務地外にいることになっているわけだから)。給与は通常通りでるので、けっこうな制度であるが、毎年この制度を利用するわけにも行かないので、実質的にはサバチカル的な扱いになるのだろうと思われる。

私も勤続10年を越えているので、この制度を使いたいと思っている。しかし、来年度の申請をしそこなってしまった。聞けば、11月の初旬に掲示に張り出されたのだが、それを見逃してしまった。仕方がない。再来年度に申請をするしかない。

なぜか教育学部では内地研究員の申請がここ数年間、皆無である。もちろん一年間授業を休めば、その前後にしわ寄せがきたり、同僚に迷惑をかけることになるので大変である。卒論指導も難しくなるだろう。しかしそれをクリアすればなんとかなるわけだから、100人近くいる教員で、申請がゼロというのはなんとなく不思議だ。ほかの学部では1-2名ずつ出ているようなのだが。

ともかく私の場合、自分をオーバーホールする時期が来ているな、と自分で感じている。博士論文を書く時間も必要だ(書けるかどうかは別にして)。ひとつ明らかなのは、授業が進行中の時期はなかなかまとまった原稿や論文を書くことができないということだ。どうしても書かなくてはならないときは、週末作家になる必要がある。それも子どもができてからは、なかなか難しくなってきた。

そんなわけで内地研究員の制度を利用しようと考えている。