KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

卒論をCD-ROMに焼く

ひとつずつ年内の授業が終わっていって、明日は今年最後のゼミ。

4年生には、「とりあえず卒論を全部書いて提出するように」と命じてある。私のゼミの卒論は速い。これから実験を始めようというようなペースの学生もいるかもしれない。しかし、私のところの卒論テーマは全員、私の授業をフィールドにしているので、データはすべてそろっている。データが出てしまえば、あとは書くしかないのだから、このペースでちょうどいいのだ。

今年から、卒論をpdfにしてCD-ROMに焼こうと計画している。

卒論は一度書かれてしまうと、大学の研究室に眠るだけで、二度と読まれることはないと思われているかもしれない。しかし、意外にも、卒論を見せて欲しいという要望があるのだ。特に他の大学で卒論を書こうとしている学生が、関連するテーマの卒論を探していて、私のゼミの卒論にたどり着くということが年に少なくとも1回以上ある。おそらく、研究室のホームページの中で、これまでに書かれた卒論のタイトルと抄録を公開しているからだろう。検索エンジンにひっかかる可能性は高い。

歴代の卒論は1冊か、あるいは予備を含めて2冊しかないので、そのたびに郵便で送って、用が済んだら戻してもらっている。これでは郵便代もかかるし、先方がコピーするのも大変だ。CD-ROMに焼いてしまえば、安いコストで配布することができる。卒論をスクリーン上で読み、必要があればプリンタで印刷すればいい。

卒論を書いた本人にとっても記念品になるかもしれない。もしこの試みが好評ならば、順次年度をさかのぼって、過去の卒論もCD-ROMにしておこうかと考えている。