KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

個別試験はなくしてもいいんじゃないか

後期日程の入試業務をする。問題なく終わる。

以前に、各大学主催の個別試験はなくしてもいいんじゃないか、と書いた。実際にその方式を取っている学科がある。理学部の地球科学科だ。そこでの後期日程は個別試験をやらない。センター試験の科目(理科と英語だったかな?)の得点だけで決められる。

大学側からすれば、個別試験を作ることもない、試験をする必要もない。試験監督をする必要もない。受験生から見れば、試験を受けに来なくてよい。合格発表だけを見に来ればよい、ということになる。

これでなんの不都合もないのではないか? 現に不都合なくやっているところがあるのだから。

問題があるとすれば、センター試験で失敗してしまった人の挽回のチャンスがない、ということくらいか。

それも、センター試験複数回開かれるようになれば問題は少なくなる。それにセンター試験で失敗するとはいっても、ああいう積み上げ型のテストでは、そう大きくくずれることはないのだ。つまり、いくらヤマが外れたからといっても、全部のヤマが外れることはない。もしそうだとすれば、それは最初から実力がなかったに過ぎない。だから、急病とか事故とかそういうことでもない限り、センター試験で「失敗」というのあまり考えなくてよいのではないか。

個別試験はなくしてもいいだろう。これで、大学側のコストは少なくなるだろうし、受験生の負担もなくなる。センター試験に全力を尽くせばいい。