KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

閉塞感のない入試

推薦入試。

今年からパソコンの実技試験になった。今までは小論文試験だった(といってもかなり理数系寄りの問題だが)。

インターネットに接続したパソコンを使って、与えられたテーマについて調べ、解釈し、予想を2ページのワープロ書類にまとめるという問題だった。手書きの小論文試験とどこがどうちがうのかという疑問がわくかもしれない。しかし、やってみた感じはずいぶんと違うものだった。

決定的なのは、インターネットに接続されたパソコンを使っているということだ。これだけで、「開かれた」試験という感じが強い。受験生は試験中に自由にネットサーフィンしていい、というか、むしろそうしなければ、いい解答は書けないようになっている。インターネットの窓が開いているそこから外の世界とつながっているわけで、それが試験につきものの閉塞感をうち消している。

監督者が注意していた。「掲示板やチャットを使って、外の人に助けを求めるのはナシね」と。そうか、そうしようと思えばそうできるわけだ。そんな具合に試験中でも外とつながっている。

試験中に友達から「がんばって!」というようなメッセージが飛び込んできてもおかしくない。