KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

態度や雰囲気は伝染する

 ケーブルによる常時接続は快適だが、家庭内で2台以上のパソコンを同時につなげないという課題が残っていた。掲示板にいただいた助言にしたがって、インターネット・シェアリングボックスを購入して、さらにハブにつなげることにより解決した。最初は配線の勝手がわからずに立ち往生したが、クロスケーブルを一本使ったらうまくいった。試行錯誤ではあったが、うまくいったので、めでたし。助言いただいた皆さん、ありがとうございました。

 さてと、7月である。1年の半分が終わった。前期の授業もあと3週ほどで終わり。前期は授業が多くてばたばたしすぎた。普通の授業が6コマ、ゼミが2コマ、さらに途中から授業が2コマ追加された。これはいくらなんでも多すぎ。後期は普通の授業が3コマ、ゼミが1コマになる。来年度は、前期と後期のコマ数があまり変わらないようにしよう。

 授業が多すぎると、研究もできないし、論文も書けないし、依頼原稿を書く仕事さえもままならない。今月から授業も終盤戦にはいることであるし、ギアチェンジしよう。

 それにしても今期の授業は反省すべきところが多い。教材も固まってきて、個別化教授システムも軌道に乗ってきたとはいえ、実際に授業をするのは生身の人間である。とりわけ指導助手(プロクター)が、しっかりやってくれないことにはどうにもならない。プロクターが熱意を持っていないと、クラス全体の雰囲気がだらけてしまう。それをコントロールできないのは私の責任だ。

 システムづくりとそれを運用することは、別々のことであり、両者とも重要なことだ。たとえば、あれほどシステム的に管理されていると思われるマクドナルドでさえ、ある店と別の店とは雰囲気がまったく違ったりする。ある店では、店員全員がきびきびと働いている。しかし、別の店では動きがだらだらして、接客態度もよくない。こうした違いというのは、そこで働いている生身の人間がどういう態度で働いているかということに依存する。面白いことに、きびきび働いている店では全員がそうであり、だらだら働いている店でもまた全員がそうなのだ。職場での態度というのは伝染するらしい。

 クラスの受講生の態度というのも伝染する。プロクターの態度も伝染する。そうして、全体としてきびきび動くクラスなのか、そうでないのかが決まってくるようだ。