KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

内地研究員はボツ

富山大学に着任してからもう12年目になる。国立大学には内地研究員という制度があって、ほぼ一年間、正確には10ヶ月間、自分の大学を離れ、授業や事務の仕事をしないで研究にいそしんでもいいよというものだ。今年は、その制度を利用しようと思って着々と計画を立ててきた。なにせもう12年なのだから、この制度を使う資格はあるに違いない。

しかし、結局それは果たせないことになった。というのは、今年中に富山大学を離れて別の大学に移ることになったからだ。いつかは大学を移ることになるかもしれないとは思っていたけれども、これほど早くその時が来るとは正直思っていなかった。だから内地研究員の計画などをのんびりと練っていたのだ。それほど今の大学をめぐる状況が急速に変化しているということなのだろう。日本のどの大学も、あと2、3年後にはまったく新しい形になっているのではないだろうか。