今、我が家では外貨預金がブーム。
私が「為替レートがどうのこうの……」といっているのをみて、妻も外貨預金を始めた。で、何万円か分をドルとユーロに替えたらしい。ソニー銀行はいつでもオンラインでできる。自分の部屋でその操作をしたあとに、げらげら笑いながらやってきた。話を聞くと、ドルとユーロに替えて、その直後に見てみると、いきなり目減りしている、とか。
そんなに速くレートが動くかなあと不思議に思ったが、理由がわかった。円を外貨に替えるときは、25銭高く買い、売るときは25銭安くなる。つまりそれが銀行の手数料になるのだ。だから、円を外貨に替えた時点では、１ドル／ユーロにつき50銭ずつ損をしていることになる。それで、いきなり目減りしているというわけだ。不思議ではない。レートが急に動いたわけではない。
一方、私の方は、10万円を外貨に出し入れしてみて練習をしたあと、かなりの大金を外貨につっこんでいる。しかし、このまま円安が続くかと思われたのに、それが止まるどころか、逆に円高に振れているのだ。なかなか予想は当たらないものだ。まあ、このまま外貨で持っていればいいわけだが。
しかし、外貨にしたり円にしたりするだけで、得をしたり損をしたりするわけだ。お金というのが虚構の世界だというのがよくわかる。
