いまどきの銀行では、定期預金をしてもコンマ何パーセントの利息しか付かない。それどころか、破綻寸前の銀行がたくさんあるようだ。もっとも、私の場合、２ちゃんねるの金融板がメインの情報源だからあてにならない。それにしても、どうして無責任な噂というのは、こうまで注意を引くのだろう。
そんな状況なので、あるネット銀行に口座を開いた。そこは利息が高いことが売りの銀行だが、円で預金する限りそう劇的な違いはない。そこで、ドルやユーロでの外貨預金をする。為替差益を狙おうというわけだ。10万円をドルに替えてみたが、しまった、ドルを高いときに買ってしまったようだ。さっそく損をしている。
しかし、外貨預金は損をするといってもそうたいした額ではない（ということは、得をするときも大した額ではないということだ）。ドルをそのまま持っている限りは、円よりも高い利息が付くので、あわてることはない。
ひとつ生じた変化は、ニュースの時、為替レートに注意するようになったことだ。円高、円安で一喜一憂する。なかなか楽しい。経済ニュースにも敏感になるようだ。経済学を学ぶ人は外貨預金をするのがいいかもしれない。手軽に経済に敏感になれる。
