月曜日に卒業式が終わってからエアポケットのような日が続いている。相変わらず、原稿はちびちびと書き進めているけれども、せっぱつまった締切はない。届くメールも普段よりもずっと少ないような感じがする。年度替わりだからだろうか。
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子供たちが見ているアンパンマンのビデオに「ぼくらはみんな生きている〜♪」の歌が出てくる。正確なタイトルは何というのか知らないが、みんな知っている曲だ。長女はこの歌の部分が好きで、DVDのリモコンを器用にあやつって、この部分から再生したりする。
この曲の中に、「みみずだって、オケラだって、あめんぼだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ」という一節がある。妻はこの「オケラ」を見たことがないという。ビデオには「ザリガニ」みたいなオケラが描かれているので、「こんなの?」と聞く。私は、「違う違う。小さくて柔らかいんだよ。雑草を引っこ抜くとオケラがそこに住んでいるんだ。子供の時、よくオケラをとって遊んだよ」と。
そういえば、富山にはオケラはいない。庭の畑にいてもよさそうなものだが、見たことはない。寒いところには住んでいないんだろうか。
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今、この日記を書くために「ぼくらはみんな生きている」でgoogle検索をかけたら、この曲のタイトルが『手のひらを太陽に』というものであることを知った。そして、この曲の作詞は、アンパンマンのやなせたかしさんだったのである。なるほどねえ〜。