KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

コストとサービスの質

研究室の整備を進める。残りは本の箱だけになったので、本棚を生協に発注しておく。休んでいる期間に据え付けてもらうよう依頼する。

まだこちらの大学に来て2日目なのだが、前の大学との違いを感じる。それは一言でいえば「スピード」だ。あらゆることが、分刻みで処理されていく。たとえば、研究室の冷房が急に止まってしまったのだが、電話で連絡するとすぐに係りの人がやってきた。前の大学であれば、「まあ、今日は冷房なしでも仕方ない」とあきらめるところだ。

結局、冷房は故障ではなく、すぐに直ったのだが、その対応の速さに感動した。これには何の秘密もなくて、こうしたサービスには大学の職員ではなくて、外注された業者が当たっているのだ。アウトソーシングだ。企業では当たり前のことだが、ここでもアウトソーシングが最大限に行われていて、大学側のスタッフは最小限に押さえられている。それは、コストとサービスの質を勘案したときに導き出される最適のところでセットされているわけだ。