KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

アドラー心理学基礎講座「応用編」

大阪のアドラーギルドで、アドラー心理学基礎講座「応用編」を受講してきた。講師は梅崎一郎先生。全部で、6時間×4日間の24時間で、今回は前半の12時間分だ。

2001年8月に長岡で開かれたアドラー心理学基礎講座「理論編」(野田俊作先生)から2年ぶりの参加だ。そのときの日記を読み返してみると、「これで大学でアドラー心理学のレクチャーができるはず」などと不遜なことを書いているけれども、それは実現していない。やはり生半可ではできないということだ(それ以外では生半可だろうがなんだろうが話をしているくせにね)。

梅崎先生の話し方は、とても穏やかで優しくて、それでいて切るべきところは切れ味鋭く、というメリハリのきいたもので、すてきだった。

収穫は、インストラクショナル・デザインの授業の中にアドラー心理学を組み入れることができそうな見通しが立ったことだ。インストラクショナル・デザインでは、前半で、インストラクショナル・デザインの哲学、理論、方法をカバーし、後半で、背景理論として心理学の行動分析学認知心理学、状況的学習論を紹介している。その後半の中に、臨床心理学からアドラー心理学を組み入れられそうだ。臨床心理学の中で、もっとも強く教育に関心を抱いているのがアドラー心理学だ。