教育工学会は20回の大会を迎えたが、その会場リストがプログラムの表紙に載っている。古い順から:
そして今回の東工大(2回目)となる。
会場校となるには、教育工学の研究者がその大学にいることが条件になることを考えると、きちんとエスタブリッシュメントの大学は外れている(阪大、東工大はエスタブリッシュメントにいれられると思うけど)。これはアメリカで教育工学が盛んな大学がエスタブリッシュメント以外の大学であることと合致している。
来年の大会は徳島大学で開かれる。いつか早稲田大学人間科学部にも回ってくるのかな。
アメリカで教育工学研究が盛んなところは、インディアナ、ジョージア、ペンステートなどの大学で、西海岸、東海岸のいわゆるエスタブリッシュメントの大学ではない(ちなみに各州は2つくらいの州立大学を持っており、University of ○○と、○○ State Universityという名前になっている)。これは面白い現象で、飯吉さんによれば、教育工学のような学問では、どちらかというと研究中心のエスタブリッシュメントよりも教育によりいっそう熱心な大学でより盛んに行われているということだ。