KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

サイエンスライター育成

国が育てる「サイエンスライター」 文科省部会が提言

 難解な研究の成果を国民に分かりやすく解説できるよう、国の音頭でサイエンスライターを育てるべきだ。こんな提言を20日、科学研究費補助金科研費)のあり方を検討している文部科学省の科学技術・学術審議会の部会が骨子案にまとめた。学問の専門化、細分化が進み、専門家同士でも最先端の研究を理解するのは難しいとして、国を挙げて人材育成に乗り出すべきだとしている。

 科研費の改正点をまとめた骨子案では「国がイニシアチブをとって、サイエンスライターを育て、日本全体の科学のレベルを上げる方策を検討すべきだ」と盛り込んだ。この中で、科学誌だけでなく、一般誌でも研究成果が取り上げられるように、研究成果を分かりやすく、解説できる人材を育てることが重要と分析した。

とのこと。そういえば、1999年2月にこんな日記を書いていた。

  • ああ、そうですか。新聞記者のことはよく知りませんが。まあ、日本にはサイエンスライターと呼ばれる職種の人たちが絶対的に不足しているということはいえるでしょうね。
  • たとえば、私のところに取材にくる記者がいるわけだけど、「村上龍についてどう思いますか?」なんてことを聞くわけです。彼は文芸家でしょ。科学者ではない。日本における科学者や研究者っていったい何なんだろうね。文芸家や評論家といっしょくたにされてしまう科学者って。

ぜひ実現してほしい。