- 作者: 杉江修治・関田一彦・安永悟・三宅なほみ
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2004/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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互恵的な相互依存関係を必然とする協同学習と、単なるグループ学習とは違う。協同学習には次の5つの条件がある。
- 1. 互恵的依存関係の確立:お互いの貢献なしにはグループの目標が達成できないこと。グループとしての目標達成は個々のメンバーの利益になること。
- 2. 促進的相互交流の確保:メンバー同士が情報交換や意思の疎通ができる対面性と、環境の設定。
- 3. アカウンタビリティの明示:グループの目標のために、メンバー各自が何をすべきかが明白であること。
- 4. グループ学習技能の育成:グループ内の活動を効果的に進めるための社会的技能を伸ばす機会や訓練。
- 5. 協同的活動評価の機会提供:グループの成果に対するメンバー各々の貢献を吟味し、相互に肯定的な振り返りを行う。
協同学習を進めるためのいろいろなtips。学生1人1人の参加度や理解度を効率よくチェックすること。
- ただ「話し合いをしてください」ではなく、「グループでひとつの答案を作りましょう。時間は10分」。
- 順番にメンバーが1項目ずつ書いて、回していく。
- お互いにレポートを交換して添削する。ピアレビュー。