教師力アップのためのコーチング入門―子どもを伸ばすコツと会話術
- 作者: 河北隆子
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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著者は、学校の教員にもコーチングのスキルが必要と主張します。ここでのコーチングはアメリカ流のGROWモデルに従ったものですが、教師と子どもとの会話例を詳細にあげて具体的です。
GROWモデルというのは、
- Goal=目標の明確化「いま一番達成したいことは何ですか?」
- Reality+Resource=現実の把握と資源の発見「現在の状態はどうですか?」「目標達成のために使える資源はありますか?」
- Option=選択肢の創造「解決するためのアイデアはありますか?」
- Will=目標達成の意思・アクションプラン「まずどこから始めましょうか?」「優先順位は?」「いつ、どのようにやりますか?」
ということで、並行して読んでいる別の本(後ほど取り上げます)にも紹介されています。
コンパクトな本なので気軽に読め、子どもとの会話例が豊富に載っている点は参考になるのですが、それ以外のところが物足りなくもあります。それ以外のところというのは? 教えるスキルということになるのかな。そうすると、教える人とコーチとは別の人を立てた方が良いような気がしてきました。