- 作者: ウィリアム・リード
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: 単行本
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リードはブザン・ジャパンのディレクターなので、この本もバイブルに近い。内容は『ザ・マインドマップ』(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20060108/p1)にほとんどかぶるが、こちらの方が整理されていて読みやすい。
最後の特別対談「世界一のマインドマッパーに聴く!」は示唆に富む。
パソコンソフトに頼りすぎることを戒めて、
ソフトウェアというのは学習する生き物でなくてはいけないと思います。こちらが使うことによってさらに頭が良くなるような生き物であるべきです。
でも、今のソフトは使えば使うだけどんどん頭を悪くしてしまいます。自分のソフトになれると飽きてくるでしょう。ちょうど子どもがオモチャに飽きるみたいに。
ソフトウェアというのは、進化することでいつまでもこちらに挑み続けるものでなくてはならないんです。その進化がわれわれの興味を引き続け、そのおもしろさに引っ張られて使い続けられるようなものにマインドマップのソフトがなっていくことは期待していますよ。
何かすごいアイディアを伝えるには、子どもにも理解できるレベルでのプロセシングが必要ですよ。
偉大な思考者とはシンプルに考える人たちです。子どものように考える人たち。力まず、リラックスしている、それでいて意識のレベルは非常に高いところまでいっているのです。
リーダーとは、これまでこうだったという現状をすみやかに破壊し、今はこうだという方向に向けて、直ちにそれを伝えることができる人です。
「私がすべての答えを持っているわけじゃない。全員に必要だ。あなたたち全員が日頃から答えを考えていかなくてはいけない」と言える人です。