- 作者: 宇佐美寛
- 出版社/メーカー: メヂカルフレンド社
- 発売日: 1989/03/29
- メディア: 単行本
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45時間にわたる授業を本の形にしたもの。宇佐美先生の授業を受けている雰囲気を味わうことができる。前日紹介した『作文の論理』と並行して読むと効果倍増かもしれない。しかし、この本は絶版になっているようだ。アマゾンで古書が流通しているようなので早めに入手しておくのがいいだろう。
- 文の7原則
- 1 文をなるべく短く書く
- 2 なるべく主語をあらわに書き込む
- 3 文相互をつなぐ語句をなるべく入れる
- 4 事柄を述べるべきであり、筆者の心理を書くべきではない
- 5 文の末尾は端的・率直な飾りのない形にする
- 6 他の文章は、正確に引用する(要約はなるべく避ける)
- 7 文章を書いた人間を論ずべきではない。文章の内容の枠内にとどまるべきである。
作文の練習として、他人の文章を読んでそれを論評する文章を書くという学習方法がよいとして勧めている。自分の考えを書くとは、必ず他のある考えを肯定し、ある考えを否定することなので、生半可な文章にならないからだ。