これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE)
- 作者: 岡本真
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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冒頭で、「まず自分の役に立つホームページを」と書かれている。同感。自分でホームページを作っていてよかったなあ、と思うのは、自分のホームページを検索して必要な情報が見つかったときだ。自分の役に立たないものが、他人様の役に立つわけがない、という感じもする。だから、まず自分の役に立つことを念頭にホームページを更新する。それが結果として他の人の役にも立つのではないかと思う。
この本には、研究者ホームページのさまざな利用法を、画面入りの実例で紹介している。それが非常に多岐にわたっており、これを集めるだけでも大変だったのではないかと思われる。研究者のホームページだけあって、文字主体のそっけない画面が多いのだが、そこがまたよい。イメージを見てみるといろいろな想像が湧く。見るだけの価値がある。
これからやってみたいと思うものをメモ:
- 授業での質問と回答を載せる
- インタビュー記録を載せる
- エッセイ・コラムを載せる
- 科研費報告書を載せる
「愚痴を書くよりも研究の楽しさを語ろう」というのに、賛成。本当に伝えたいのは、そこなのだから。書きかけでも、中途半端でも、なんでもない日記でも、とにかくホームページに載せて欲しい、という熱意を著者は持っている。それがよく伝わる。