KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

自分の講演録を読みながら

去年の12月に静岡大学で、FD(教員開発)について話をした(2000/12/19の日記)。その内容が報告書になった。そのファイルをもらったので、許可を得てWebに公開した(「富山大学における授業改善の試み」)。

講演の内容が活字になることはあまりないので、面白かった。テープ起こしほぼそのままの原稿をもらったので、「まあ」や「あの」などの部分を削ったけれども、内容にはほとんど手を入れていない。

それを読み返してみると、自分の中では詳しく説明した部分が、実にそっけない話になっていたりする。「これじゃあ、聞き手はわからないだろうな」という部分がけっこうたくさんあって、冷や汗をかいている。本当にわかりやすく話すということをむずかしいと思う。

ひとつは、話の内容を盛り込みすぎだということがある。これまでの研究史を話そうと思えば、ある程度長くなることは仕方がない。だけど、全部を話そうと思うと、表面的になぞるだけになってしまう。聞いている方は退屈になる。もっともっとトピックを絞り込んで、深く掘っていった方がいいだろう。深く掘った話をわかりやすくする。それが目標だ。

自分の講演録を読みながら、そんなことを思った。

お絵かき、第6弾「こま」。ショッピングセンターの中の駄菓子屋さんで買ってきたコマを回しているところ。「コマだけパパが色を付けるね」といってつけた。この後、自分でパレットから色を選んで塗るのだが、それはあまり面白くないらしい。色を付けるのをやめて、背景の余白部分に三角をたくさん描き始める。自分なりに何か描きたいようだ。