KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

リチャード・セイラー 、キャス・サンスティーン『実践 行動経済学』

実践 行動経済学

実践 行動経済学

・選択アーキテクト:人々が意思決定する文脈を体系化して整理する
 ・投票用紙を作る
 ・治療法の選択肢の提示
 ・記入書類を作る
 ・教育の選択肢を示す

・皿が大きかったり、容器が大きかったりすると、食べる量は増える。体重を減らしたいなら皿を小さくする。

・仲間内で賭をする。締切を決め、原稿を出さないと、拠出された小切手を現金化し、パーティを開いてしまう。当人は呼ばない。

・人は他の人にナッジされる。太りすぎの友人がたくさんいる人は太りすぎになりやすい。

・選挙の前日に投票するつもりかどうかを聞くと、その人が投票に行く確率を25%高められる。←プライミング効果

・フィードバックは学習に必要だが、選ばなかった選択肢についてはフィードバックは得られない。長く使っている道よりも近道があることは気づかない。そういうときにナッジが必要。

・禁煙したい人は、口座を開き、そこにタバコ代を貯金する。6ヶ月後禁煙が証明されるとお金は戻る。そうでないと、お金は寄付される。