9月18〜20日に,金城学院大学で開催される日本教育工学会全国大会のシンポジウム2(9/19 14:45〜17:30)で,話題提供する.
シンポジウムのテーマは「教育工学を問い直す −教育工学はどうあるべきか−」というもので,これまでに幾度となく取り上げられているテーマだ.とはいえ,折にふれて会員それぞれが自分たちの取り組んでいる教育工学という学問領域について考える機会があることはいいことだと思う.
私の役回りは,学会誌編集委員の立場で,ということだったので,ここ十年の掲載論文を,その「実践の度合い」によって分類して,その傾向を分析した.
「実践の度合い」をどのように分類するかが,ポイントになる.ここでは,
- in vitro:厳密に条件統制された実験室実験による研究,あるいはシステムのプロトタイプ開発
- in vivo:ある程度条件統制された,本来適用すべき教育の文脈に乗せた研究
- in situ:実際の教育現場に,考案されたプログラムや新しいシステムを導入し,その介入効果を検証しようとするデザイン実験,あるいはアクションリサーチ
という切り方を教育工学に適用してみた.
予稿原稿は下記のところからダウンロード可能.