KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

岡崎 康司, 隅藏 康一『理系なら知っておきたいラボノートの書き方』

ラボノートの書き方―理系なら知っておきたい

ラボノートの書き方―理系なら知っておきたい

ラボノートの書き方について説明した本.

ラボノートの意味は:

  • 研究のプライオリティの証明
  • 発明の貢献度の判断材料
  • 研究室におけるナレッジ・マネジメント

にあり,研究業務の基本スキルとして身につけたい.

ラボノートの書き方のポイントは:

  • 時系列で書く
  • 余白は×でつぶす
  • 記入者,証人のサインをする
  • 紙を貼り付けた場合は,ノートと紙をまたいでサインする

ということにある.

ラボノートをうたった(ページをすでに印刷してある)ノートも市販されているけれども,A4判のノートを手に入れれば気軽に始められる.その場合はまず,ページ番号を入れてから使い始める(私はこのためにナンバリング機械を購入した).

研究テーマが複数の場合は,次の方法から選ぶ:

  1. ノートを分ける →管理が煩雑
  2. 一冊のノートを時系列で書く →テーマが飛び飛びになる →目次を活用する

個人でやる場合は,一冊のラボノートに何でも書いていくのがいいと思う.

来年度からは,ゼミ生に正式にラボノートを配布して,使ってもらうようにする予定.