人間科学のための混合研究法―質的・量的アプローチをつなぐ研究デザイン
- 作者: J.W.クレスウェル,V.L.プラノクラーク,John W. Creswell,Vicki L.Plano Clark,大谷順子
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2010/12
- メディア: 単行本
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J. W. Creswell『研究デザイン---量的・質的・そしてミックス法』(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20110130/p1)を紹介したが,この本は,混合研究法(ミックス法)について詳細に解説したもの.これからの研究法は,質的対量的という対立を越えて,両者の長所をあわせもった混合研究法を取ることが多くなっていくだろう.
混合研究法デザインの4タイプとして
- トライアンギュレーションデザイン
- 埋め込みデザイン
- 説明的デザイン
- 探求的デザイン
を紹介する.
これらは,質的研究法と量的研究法が実施される
- タイミング:並行あるいは順次
- 重み付け:平等あるいは平等でない
- 形態:統合か埋め込みか結合か
によって分類される.
巻末には,混合研究法を使った研究の実例論文が掲げられていて,参考になる.