質的研究と量的研究のエビデンスの統合 : ヘルスケアにおける研究・実践・政策への活用
- 作者: キャサリン・ポープ,ニコラス・メイズ,ジェニー・ポペイ,伊藤景一,北 素子
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2009/10
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
タイトルの通り,レビューにおいて,どのようにして質的研究と量的研究のエビデンスを統合していくかという方法の最前線を紹介している.
レビューの方法は,執筆者の文脈に沿うような研究を集めていくナラティブレビュー(第1世代)から,システマティックレビュー(第2世代)に移ってている.そこでは,知識支援(何がわかっているか,なぜそうなのか)を目的とした研究から,決定支援(それはあれよりも効果があるのか)を目的とする研究がより必要とされているという背景がある.
質的研究をシステマティックレビューに統合するために,ベイズアプローチや質的比較分析(真理表の利用),メタエスノグラフィーなどが紹介されている.