KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ゼミ生と「目標相談」

サバなので,ゼミ生の演習指導も非常勤とコーチに完全に任せてある.ただ,eスクール生の場合,やりとりはサイボウズでやっているので,それとなく見ている.

3年生演習の春学期は「地獄の向後ゼミ」と呼ばれるくらいo(^▽^)o,ハードスケジュールだ.研究トピックを決めて,質問紙を作って,データを取って,分析して,ミニ卒論の前段階のところまで書き,最後はポスター発表をしてもらう段取り.

このため時間が全体的に足りないので,研究トピックを決めたものの,本当にこれでいいのかどうか,研究の全体像が描けるのかどうかというところに,ゼミ生自身も不安を持っている.

そこで,この時期に「目標相談」というのをやってみることにした.1人1〜2時間取って,1対1で対面あるいはスカイプでカウンセリングする.研究の中身については,スタッフに任せてあるので,「目標相談」が扱うのは,研究の中身ではなくて,その外側にある大枠のところということになる.自分の研究を,社会の中でどのように位置づけるのか,また自分自身にとってどういう意味があるのかというところを聞くようにしている.

で,この意図は,必ずしも完全には実現していなかったり,ある程度うまく行ったりしたりして,まちまちだ.しかし,私もゼミ生も何らかの手応えを感じている.なかなかいい感じなのだ.やはり1対1で時間をかけて話を聞くといろいろなことがわかる.来年もこういう機会をゼミのプログラムに組み込むようにしたいと考えている.