テニスのコーチが、今日はこれでサーブのフォームをチェックする、と言って誇らしげに取り出したのは、iPad。「私はもうiPad使っているんだけどな」と思いつつも、どんなふうに使うのか観察する。
特別なアプリもなく、デフォルトアプリのビデオを使うだけだ。私のサーブをビデオ録画して、すぐに見せてくれる。
しかし「おおっ! すごい」と思ってしまった。というのは、そこに映し出された自分のフォームが、自分が抱いていたイメージとは、【まったく】違うことに気付かされたからだ。
これぞ、即時フィードバックの威力。ただ、ビデオに撮って、見せるだけ。そこに映された「自分」は、自分がイメージしている「自分」ではない! それをわからせること。
これはいろいろ応用が利くのではないか。たとえば、
- プレゼンの時のスピーチをちょっと撮って、見せる。視線とか、体の動きとか、口癖などがすぐにわかる。
- 議論のとき、なぜあなたの発言はわかりにくいのか、ちょっと撮って、見せる。話の流れがバラバラなんだ。
- なぜ、あなたの食べ方は見苦しいのか。ちょっと撮って、見せる。これは厳しいか?o(^▽^)o