KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

アンラーニング:クセを直すのは簡単じゃない

2021年4月30日(金)

ハローフライデー! そして、グッバイエイプリル! 向後です。

あいかわらずテニスを続けています。もう15年くらいになるかな。テニススクールに通って、信頼できるコーチに「よく考えられた練習」を受けています。コンフォートゾーンにいる適度な運動としてではなく、かなりハードに練習しています。が、しかし、なかなかうまくなりませんね〜。

こんなとき、若い人がのびのびとしたフォームでボールを打っているのを見ると、うらやましく感じます。自分のフォームが、硬くてクセだらけであることを知っているのでなおさらです。自分のゲームをiPhoneのビデオで撮って何度も見直しました。

まあ、なんでも1つのことを長く続けていると、クセができてしまいます。これは別名「経験の蓄積」と美名で呼ばれることもありますが、まあ「クセ」ですね。あるいは「個性としてのクセ」。その人なりのやり方が固まったもの。

上達するには、このクセを一回打破して、新しいやり方を獲得しなければなりません。このことをアンラーニング(学習棄却)と呼んだりします。今までに蓄積した経験をゼロにすることは簡単ではありません。なんといっても、そのやり方で今なんとかできているという事実があるので、簡単には捨てられないのです。

自分にこびりついた古いやり方を捨てなければ、新しいやり方が自分に入ってこない。だけど新しいやり方は失敗が多い。そこでつい古いやり方に戻ってしまうというわけです。こんなふうに一進一退でなかなかアンラーニングができないのです。何もできない赤ちゃんの状態に戻ったつもりでやらなければなりません。でも、それが難しいのですね。ふう。。

では、みなさんも安全なゴールデンウィークを!

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向後千春メールマガジン(発行者:向後千春 kogo@waseda.jp)

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