KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

授業の音声ファイルとスライドで

授業をやっていると、公欠届けが多い。スポーツの大会に出るとか、教育実習があるとかで、欠席しますというものだ。

私の授業は出席を取らないし、出席点なるものもいっさいつけていない。とはいえ、大福帳に記入してもらうので、学生には出席を取っているのと同じに見えるようだ。1回の出席で大福帳の一マス分が埋まるので、欠席するとけっこう目立つ。そんなふうにさり気なく出席を促すところも大福帳の美点である。

出席点がいっさいないことは、説明してある。遅刻してやってきて、授業時間中ずっと友だちと私語をしているくらいなら、来ないでほしいと心から願っている。でも一定の割合でそういう人はいる。迷惑だね。

一方で、仕方なく欠席せざるを得なかった人たちに対するフォローも考えなくてはいけない。一番よいのは、アメリカの大学みたいに、授業をビデオで撮っておき、欠席者にはそれを貸し出すという制度だ。これはすぐにでもやりたいくらいだが、ビデオに撮るのはちょっと面倒だ。固定カメラなら楽だが。

次善の策として、話をICレコーダで録音しておき、音声ファイルにしてWebに置いておく。スライドもPDFで公開しておく。この音声ファイルとスライドとワークブックで、だいたい授業内容をフォローできるはずだ。

できれば、音声ファイルになんらかのトリガーを仕込んでおいて、それと連動してスライドが切り替わるようにできれば、特許ものだと思う。まあ、そこまでしなくても音声を聞いていればスライドの切り替わりくらい予想できるだろう。むしろ自分で切り替えた方が内容が頭に入りやすいかも知れない。能動的学習だな。これは卒論のテーマくらいになりそうだ。