KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

大学授業のサマライズと共有化

飯吉さんの話でもうひとつ印象的だったのは、大学教員がお互いの授業とそこからリフレクトされた知見を共有することは進歩のために重要だとしても、どのようにしてそれを可能にしていくかということを具体的に挑戦しているということです。

たとえば、私も自分の授業の様子をビデオに撮ったり、デジタルカメラで撮影したりしますが、それをそのまま見せるには時間がかかりすぎるわけで、どのようにひとつの授業をサマライズするかということが問題になります。KEEP toolkit(http://www.carnegiefoundation.org/KML/KEEP/aboutKEEP.htm)は、授業の全体像をドキュメント化するツールです。シラバス、授業の様子、学生の作品、アセスメントデータなどを一元化して、効率よく表現し、それを教員研究者間で共有していこうというもくろみを持っています。