今度のインストラクショナルデザイン研究会(朝活)のテーマ書籍になったので、ワーマンの『理解の秘密』を再読。原本は1993年の出版だが、まったく古くなっていない。「インストラクションの学校はまだない」という指摘は、まさに私が『いちばんやさしい教える技術』で主張したかったこと。そして、「学校はハウツーを教えるが、ハウツーのハウツーは教えない」(つまり学び方・教え方を教えていない)という指摘も核心を突いている。私たちは、ワーマンが1993年に指摘した課題をいまだ乗り越えていないのだ。
ps. この本が絶版なのは実に惜しいこと。せめてKindle化リクエストをしてみよう。
理解の秘密―マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special)
- 作者: リチャード・ソウルワーマン,Richard Saul Wurman,松岡正剛
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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