KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

リマインダーの時代

今日から授業再開。進行中の「実践教授設計論」という授業は、eラーニングと教室授業の組み合わせによる「反転授業」だ。教室授業では、5人グループによる「ワーク」を行っている。今期の新しいポイントは、ワークをしたあとに「振り返りの課題」を出していることだ。具体的には「今回の教室授業を振り返って、○○と○○について400字で書いてください」という課題を授業後にオンラインで提出してもらっている。

進行としては、教室授業で区切りがつくので、この振り返り課題は、つい忘れられてしまう。そこで、忘れずにやるようにリマインダーを出すことにしている。しかし、年内最後の振り返り課題では、リマインダーを出すのを忘れてしまった。そうしたら、課題提出率が有意に下がってしまった。というわけで、今回は締切を延長した。

リマインダーを出すまでもなく、教室では振り返り課題をやるように言っているし、LMS上ではToDoリストに載っている。それでもリマインダーを打つか、そうでないかによってこれほどの提出率の差が出てくるわけだ。

課題と締切日を告知しただけでは、不十分なのだろう。締切がたくさんあるので、やることをいちいち覚えていられない。まあ、そのためにスケジュール帳があると思うのだが、意外にそれをきちんと使いこなしている人は少ないのかもしれない(これはスタディスキルのリストに入れるべきかも)。

したがって、リマインダーが重要になってくるわけだ。タスクを出す方は、締切を知らせるだけではなくて、締切の数日前になったらリマインダーを出すことを、デフォルトとして考えなければいけない時代なのだ。