KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育工学会研究会で発表してきました

三重大学で開かれた日本教育工学会研究会において、連名で研究発表してきました。発表原稿を公開しました。リンクをクリックするとPDFを参照することができます。

この発表に対しての質問は、因子分析の結果についての信頼性を問うものでした。つまり、統計学の授業について看護学校の学生に回答してもらったデータを分析しているので、その点で偏りが出るのではないか、と。

まあ、確かにいろいろな科目でデータを取ってみたいところではあります。質問項目は、だいたい確定しているので、もしCIS日本語版で授業評価をしてみたいと考えている方はメール(kogo@waseda.jp)でご一報ください。

この発表に対する質問は、SEMの分析についてでした。プレ・ポストでデータを取ったものを交差遅れモデルで分析しています。その結果、受講前の「統計学の必要性の認知」が、受講後の「自分の統計学に関する能力の認知」と「統計学の学習の楽しさ」に影響するということが明らかになっています。つまり、事前の「統計学の必要性」をできるだけ意識させることが大切であるということです。

質問はこのSEMの分析が古いという話なのですが、正直いってよくわからなかったので、また調べてみたいと思います。