2月は28日しかないからかどうか、あっという間に終わる。そして、3月のこの時期は、卒業式を頂点とする祝賀ムードと新年度への準備とが、双方入り交じった微妙な雰囲気で充満する。
この落ち着かない空気の中で、しかし論文は書く。というか書いてもらう。卒論と修論の良いものは投稿論文にしておきたい。日本教育工学会は、毎年この時期にショートレター論文特集号への投稿を受け付ける。
もちろん、より良い論文はフルペーパーとして投稿したい。それでも、刷り上がり4ページのショートレター論文は、初めての投稿としては良い機会である。この機会を逃す手はない。
ショートレター特集号への投稿は締切があるところが利点だ。締切があれば、いやでもその日までに仕上げて投稿しなくてはならない。締切のないフルペーパーは、どうしてもずるずると投稿を先延ばししてしまいがちだ。逆に言えば、自分自らが締切を切って投稿のできる人は、研究者としてうまくやっていけるだろう。
というわけで、今回は、卒論から一本、修論から一本、博士課程から一本の合計3本のショートレター論文を書いてもらっている。添削する仲間のゼミ生たちにもフル回転で協力してもらっている。あと少し、がんばろう。