KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

質疑応答では、まず質問をまとめて受け付け、板書を活用する

アドラー心理学シンポジウムでは、話題提供の先生方には、持ち時間20分という厳しい制約をかけさせていただきました。全体で2時間という中で、質疑応答の時間をなるべく長く取りたかったからです。おかげさまで、質疑の時間は十分に取ることができました。

質疑の際には、まず質問をまとめて受け付けました。これは私が好む方法です。質問をひとつ受けてすぐに回答し、それが終わったら次の質問、というふうに進めていくと、最初の質疑で時間を長く使ってしまいがちになり、あとの質疑の時間が足りなくなります。しかも、あとの質問で重要な問題が出てきたりするのです。

ですから、質問をまとめて最初に受け付けます。そして、それを忘れないように板書しておきます。ひとしきり質問が出尽くしたところで、回答を始めるという具合です。このとき、質問を取り上げる順番を変えたり、複数の質問をまとめたりすることができますので、全体の見通しが良いものになります。しかも、どれくらいの質問が出ているかがわかっていますので、時間の調節もできるというわけです。