KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

大学生は人間関係であまり悩んでいないのかもしれない。

引き続き、ゼミでは「ダイアログトレーニング」をやっている。今日のお題は「人間関係でトラブルにならないためにはどういうことに気をつければいいか」だったんだけど、いまひとつ話が弾まない。どうも、あまり「人間関係のトラブル」というやつがないみたいだ。

よく考えれば、固定したクラスもないし担任もいない。自分が選択した科目によって集まっては、また散り散りになっていく。サークルも自分の好きなところを選べばいい、もしトラブルになったとしても、簡単に辞めることができる。自由なのだ。この人と常に顔を合わせていなければならないというようなことはない。だから「人間関係のトラブル」といっても、ピンとこないわけだ。

その一方で、会社に入れば、上司や同僚との付き合い方は重要で、しかも毎日顔を合わせなければならないことも多い。簡単に辞めるわけにもいかないし、部署を変えてくれといってもすんなり実現することもない。

じゃあ、小学校や中学、高校はどうかというと、これもけっこう息苦しい。クラスが決まっているし、担任も決まっている。クラスのメンバーとは毎日顔を合わせることになる。今、思い返してみると、よくやっていたものだ。学校は、あまり付き合いたくない人と無理矢理付き合うことの修行の場ではないんだけどね。

そう考えると、大学生というのはちょっと特殊な期間なのかもしれないな。