KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

季刊誌「産政研フォーラム」への原稿依頼

2022年11月3日(木)

季刊誌「産政研フォーラム」への原稿依頼がありました。この財団は、中部地区の主な企業労使により設立・運営されているシンクタンクとのことです。依頼内容は、リモート時代の人材育成や研修のあり方に関して、今後の方向性やポイントということですので、引き受けました。

これまで、『教育心理学年報』に「eラーニングに関する実践的研究の進展と課題」(冨永敦子さんとの共著)を、『日本労働研究雑誌』に「社会人の学び直し:オンライン教育の実態と課題」を書きましたので、これらとあわせて三部作的なものにしようと思います。

論点は次のような感じになります。

  1. 2020年からのコロナ禍によって、オンライン研修は一般化し、組織的・個人的な実施環境が整った
  2. 今まで対面で実施されてきた研修をどのようにオンライン化するかについてその方法が試されてきた
  3. その結果、ほぼすべての研修活動がオンライン化できることがわかった
  4. 一方で、対面集合研修でなければ効果的でないケースが特定されつつある
  5. これからは、オンラインが効果的なケースと対面が効果的なケースが区別され、実施されていくだろう
  6. また、オンラインと対面の組み合わせによる研修も一般化するだろう
  7. オンラインによるチュータリングやコーチングは日常業務の中の学習活動として組み入れられていくだろう