KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【研究】ちはる塾のふりかえり

2023年6月13日(火)

おとなの学びと研究を支援するために、ちはる塾おとな学部おとなの研究コースを実施してきました。今は終了しています。

それをふりかえってみると、最終的にはゼミのような個別指導に行き着きます。それは個別の研究コンサルテーションのような形式になるでしょう。しかし、必要な時に声をかけてくださいと言っても、なかなかそれは言い出しにくいので、間隔をおいて定期的に会って話をするのがいいのかなと思います。

その頻度はどれくらいがいいのかはよくわかりません。私の大学院のゼミでやっているような月2回というのは社会人学生にはいいペースだと思いますが、学生でない人にはちょっときついかもしれません。そうすると月1回程度がいいのかなと思います。

そのときに対面で会う機会は必要なのかなと思います。この3年間ですっかりZoomに慣れきった私たちですが、最近は対面することのパワーを再認識しています。知識や助言としての内容は、オンラインでも対面でも変わらないのですが、そのあと、本人が自分で動くかどうかというところで決定的な違いがあるのではないかと感じています。

対面となると遠方の人にはどうするかということが問題になるわけですが、相手が東京に来たときのついでに会う機会を設けるとか、逆に私の方が相手のところに出かける巡業方式が考えられます。

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もう1つ考えていることは、個別コンサルテーションの前にやはり一回は集中的な研究スキルのコースワークを受けてもらうことが必要だということです。これは多くても8人くらいのグループで、都合8日間ぐらいの集中的なワークをする機会です。社会人ですと、「土・日x4週間」の合計8日間で組めば、1ヶ月で修了します。

私が野田先生から受けたリーダー養成講座は「土・日x2週間」の合計4日間で、この半分でしたが、これはこれでかなりしんどかった。けれども、やるからにはこれくらいの集中度合いが必要なのでしょう。また、社会人には4週間確保するのはかなり厳しいという状況もあるでしょう。

そう考えると野田先生の養成講座は、実現可能性と効果を調整した結果のスケジュールだったのかなと思います。