KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【コロナ5日目】教育にミニマリズムを

2023年7月24日(月)

平常。咳も出ない。外出できないので、メダカを眺めていたりする。メダカは卵から孵った針子がたくさん泳いでいる。もうこれ以上増やせないけど。

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7月7日から読んでいた、橋本努『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(筑摩書房, 2021)を読み終えた。読み応えがあった。まとめは別記事にしようと思う。

https://www.amazon.co.jp/dp/4480017313?tag=chiharunosite-22

著者は北大の経済学研究科の教授(1967年生まれ)。会って話を聞いてみたい感じがした。この本にはなんとアドラーの名前も出てくる。「ライフスタイル」の出自という文脈で。

この本を読んでインスピレーションを得たとすれば、教育に関することかもしれない。「Less is more」の哲学を教育に活かすとすれば、パンパンに膨れ上がったカリキュラムは破綻の道を辿っている。そこでは何が重要か、何が意味のあることかを学習者に見失わせている。

カリキュラムをミニマルにすることが必要だ。その中心は「愛他、協力、遊び」を原理にすることがいいだろう。そうすると、これはこれまでやってきた社会情動スキルに連結することになる。これで筋が通る。