2023年4月9日(日)
「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会(第3回)」に安宅和人さん(慶應SFC)が呼ばれた会議がYoutubeで見れるので、見てみた。2時間くらいだけど面白かったのでとばさずに最後まで見てしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=4jgoM0rrfBk
前半は安宅さんのプレゼン、後半は委員との質疑応答。質疑の冒頭に市川伸一さんとのバトルがあって、文科省の会議でこんなことがあるんだと感心した。その後ずいぶん経ってから安宅さんから「先ほどはエキサイトしてしまってすみません」みたいなお詫びがあった。たぶん事務局側からなんか言われたのかな、などと推測する。
会議でのバトル、いいよね。もっとやれという感じなんだけど。文科省の会議は数回しか出たことないのでわからないけど、たいていは丸く収めるみたいな感じ。そもそも出席者が多いので、一人当たり数分の発言しかできない。この会議はメンバーを厳選している感じでよかった。
添付でメモを載せておきますが、なんのことやらわからないと思うので、箇条書きにメモを。
・AI時代に求められる能力は、意味のある問いを生成する能力
・言いたいことを言語化する能力
・それはAIに伝えるため
・論理とは言語であること
・あらゆる職種で、データプロフェッショナルxドメイン知識の組み合わせが求められる
・モノの領域とサイバー(デジタル)の領域の組み合わせの領域
・これを第3勢力と呼ぶ
・Uber, Apple, Teslaなどの企業
・世界を生き抜くための基礎教養
・母語+世界語(英語や中国語)+問題解決能力+データxAIリテラシー
・明確に考えを表現する言語能力、文章や会話から相手の言っていることを理解する能力
・問題解決能力→問題設定できる、MECEに分類できる、So whatを繰り返す
・これからの教育
・同質社会では競争原理が働く
・しかしこれからは「異人」の時代
・変わった人、変な人、アウトライヤーをつぶさない居場所を作る(自分がそうだった)
・「空気」ではなくファクトと論理で判断する能力を教育でつけること
・それがコロナ禍で分かった
こんな感じです。本を一冊読んだ感じで面白かった。
安宅さんの本は『シン・ニホン-AI×データ時代における日本の再生と人材育成』が読まれているようですが、この動画を見て、だいたいわかった感じはしています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910063048?tag=chiharunosite-22