KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【雑談】エピソードトークの作り方

2024年1月17日(水)

インストラクショナルデザインの課題を読んでいたら、「何か自分の得意なことを90分で教えるための設計をせよ」という課題に対して「エピソードトークの作り方」というのが出てきた。「エピソードトークとは何ぞ?」と思って調べたら、面接のときに面接員を惹きつけるトークの方法として流行っているものらしい。

確かに、抽象的な美辞麗句で、暗記してきたようなことを話されるよりも、失敗談やそれをどう乗り越えたかといった具体的な話をしてもらうほうが聞く方としては楽しい。で、「エピソードトーク」なのか。

そういえばもう10年も前のことだが、私のところのゼミ生の一人が面接で連戦連勝で内定取りまくりだった。そのコツを聞いてみたら、「自転車で日本一周をしたんですが、コンビニの駐車場で寝泊まりしたというような体験談をすれば、面接なんて一発ですよ」といっていた。あればエピソードトークだったのだな。

エピソードトークは、「これは半年前の話ですが……」で始め、問題が発生し、それをどうにか解決した話をすればいいらしい。そのとき、ディテールが大切なので、そういう描写を話せるようにするのがポイントだと。

エピソードトークがうまくできるようになると、雑談をしていても楽しい人という評判が立つだろう。それを目指しているわけでもないが、私のゼミでは必ず全員の近況報告から始めている。これをエピソードトークの練習として見ることもできよう。