KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

運転中にブレーキがきかなくなる

 車を運転中にブレーキがきかなくなるなんてことは、サスペンスドラマの中だけかと思ったら、実際に体験した。ブレーキの踏みしろがいつもより長いなという感じがして、そのまま走っていたら、本当にブレーキがきかなくなった。ブレーキペダルを踏んでもスカスカで、めいっぱい踏んでも、ほとんど止まらない。これは恐い。止まらない車というのは本当に恐い。当たり前だが。

 かなりやばい、とは思ったが、自宅まであと数キロだったので、最悪の場合はサイドブレーキを使って止めようと考えて、なんとか家にたどり着いた。車庫に入れて車を点検してみると、後ろのタイヤ周りからものすごい熱が出ている。ブレーキ関係が壊れたようだ。そりゃそうだよな。それにしても高速道路を運転中じゃなくて良かった。きっとパニックになっていただろう。

 近くの自動車屋さんに電話をかけて、修理してもらうように頼む。ほどなく代車を持ってきてくれた。「じゃ、車を持っていきますので」といって、ブレーキの壊れたジェミニを運転しようとするので、ブレーキききませんよ、と言うと、サイドブレーキでやりますから大丈夫、と言って乗っていった。やはり、プロでもサイドブレーキを使うらしい。それしかないから当然ではある。

 きょう、この車が修理から戻ってきた。ブレーキ関係の部品を全部交換して、2万5千円ほどかかるとのこと。どうやら、前回安い車検を利用したため、その消耗部品を交換しなかったのが原因らしい。少し高くても、丁寧に見てくれて、消耗品を早めに交換してくれる車検の方が安心かもしれない。安心というのには多少の金がかかるものなのだと再認識する。

 9万キロを走った91年式のジェミニも、そろそろ買い換え時か。サスペンションオイルが抜けきってしまって乗り心地が悪くなっているほかに、後ろの右側のドアが内側から開かなくなっているので、お客さんを降ろすときには、外からドアを開けてやらなくてはならない。そんなふうにすると、なんとなく丁寧っぽくていいかもしれないが。

 車検が切れる12月までに買い換えようと、車の選定に入っている。ヴィッツはその候補だが、きょうはマツダのデミ緒(←緒?)を見てきた。値段もこなれてきているし、近々マイナーチェンジをするらしいので旧型はお買い得かもしれない。まあそれでも見積もりを取ると諸費用込みで150万円を越える。やはりまだ車は高い買い物である。日本では、車と家は異常に高いのではないだろうか。