KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

エアポケットのような休日

 月曜は、土日に休んだ頭に火をいれ、火曜で加速する。水曜日で仕事のペースがピークになる。そして、木曜は少し減速し、金曜は後かたづけをする。月曜から金曜までの仕事のペースはだいたいこんなふうだ。だから水曜日が祝日というのは、困ってしまう。せっかく加速したところで休まなければならない。翌日の木曜は、すでに減速状態だから一週間全体としては能率が上がらない。

 日本中でこうなっているのだから、今週はあまり能率が上がらないなあと思っている人はたくさんいるのではないか。ちなみに来週も木曜日が祝日になる。谷間になる金曜はやはり能率が上がらないだろう。ひとつ提案するとすれば、平日に祝日がある場合は、その週の月曜か金曜にずらして休むようにすればいいと思う。そうすれば土日を含めて3連休になる。3連休なら何をするにも使い出がある。また仕事をする日も、5日から4日に短縮されるだけだから影響は少なくなるだろう。

 ここ数年、祝日があると仕事の調子が狂うので、あまりありがたくない、と思うようになってきた。学生時代には考えられなかったことだ。まあこれは、なんやかや言いながら今の仕事が楽しいということなのだろう。仕事がつらいのであれば、休日はどれほどあってもいいはずだから。

 半期15週の授業を担当していると、祝日にあたって1週でも休みになると調子が狂う。一回の休みのために2週間間隔があいてしまうからだ。授業をやる方も調子が狂うし、受講生の方も何をやっていたのか忘れてしまうだろう。結果として全体の能率が悪くなる。あまりありがたくない。

 大学では、夏休み、冬休み、春休みと休みがたくさんあるのだから、学期中の祝日はなしにしてもいいかもしれない、などということを考えてみる。もちろん学生は大反対するだろうけどね。でも、一回祝日があたったくらいでは、補講はしないのだから、授業料を払っている側としてはちょっと考え直してみてもいいのではないかと思ったりする。